DEEP MIYAKO

オーバーツーリズムの宮古島より

空が割れた日 <その2> プルートゥ

その日、遠くの海ぎわを暗幕のように覆った雲から、

 

生きもののような黒い塊が空に向かって伸び始めた。

 

それは、こちらに向かって近づいてくるようにも見えた。

 

そして、その黒い塊の上には青い2本の角が生えていた。

 

それを見たとき私の頭に浮かんだのは、

 

浦沢直樹の名作『PLUTO プルートゥ』であった。

 

これから世界を揺るがす何かが出現するのではないかという

 

畏怖と期待に打ち震えながら、

 

私は吸い込まれるようにその変化を見守っていた。

 

 

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