DEEP MIYAKO

オーバーツーリズムの宮古島より

空が割れた日 <その2> プルートゥ

その日、遠くの海ぎわを暗幕のように覆った雲から、 生きもののような黒い塊が空に向かって伸び始めた。 それは、こちらに向かって近づいてくるようにも見えた。 そして、その黒い塊の上には青い2本の角が生えていた。 それを見たとき私の頭に浮かんだのは…

空が割れた日 <その1>

2007年8月16日 19時頃 私はよく夕日を見に行くお気に入りの海辺にいた。 遠くに糸のように伸びる岬、さらにその切れ目の向こうに、 水面を這うように平らな島影が見える、静かな入り江。 鏡のように広がる浅瀬が外海へとつながり さえぎるものがないため頭の…